2018.2.24 ブログを再開しようと思う。

作陽を退職したのが2015年3月末。すでにほぼ3年が過ぎようとしている。その間に3回ほど東京でリサイタルを開催した。自分の出来ること、というよりは、自分にしか出来ない事にこだわった内容にした。作曲科に在籍中の米国留学2年目に書いた自作も弾いた。武士道ならぬ「ピアノ道」を自分なりに探求したかったから。10年ほど前までは自作はアンプできないと思い込んでいた。しかし、東京で初めて弾くことにしたので、頑張ったら、なんとアンプできた!根本的な自作に対する気持ちが変化したのだと思う。

ムソルグスキーの「展覧会の絵」を何十年ぶりかで再度勉強していた時に、ラヴェルがオーケストラに編曲する時に直筆の楽譜を取り寄せる苦労をしたと初めて知った。印刷されて出版された楽譜というものが何かを、今回改めて深く考えさせられた次第。他人が音符一つ一つを幾らという値段で仕事として譜面を書く。所詮は売るために印刷するのだから、当時から作曲家との間でいろいろあっただろう。ムソルグスキーの本当の作曲時の思いをラヴェルは知りたかったのだ。自作に久しぶりに相対してみて、実にその感覚がよくわかった。

 

 

 

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