第11回若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール

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ロシアの特別軍事作戦とコロナ禍、それに欧米による制裁により困難を極めた今回も、1次と2次予選はオンラインで開催されることが決定し、この10月23日から審査が開始されます。スイスのモントゥルーでの大会、カザフスタンの首都アスタナでの大会等で巡り会った様な、希有の大きな才能を持つ世界中の16歳までの若者たちの演奏に触れるのを今回も心から楽しみにしています。

10月22日宇都宮リサイタル
昔の生徒と、そのご子息

桐朋で昔に教え、卒業後に僕の母校の New England Conservatory に留学された旧姓;桂美智子さん(写真中央)がカティーンこと角野隼斗さんのお母様で、昨晩初めて生演奏に接し本当に素晴らしかったので、終演後のサントリーホール楽屋で撮影された写真を掲載しました。演奏された曲はトーマス・アデスというイギリス人の「ピアノとオーケストラのための協奏曲」(日本初演)。この6月に楽譜を貰ったと言っていたので、わずか4ヶ月で弾ききったことになる。その間にポーランドのオケと11回の公演があったというのだから、超多忙な中での大変な能力と感心した次第。新時代は我々の想像をはるかに超えた早い速度で到来しているなと実感しています。アンコールに弾かれたガーシュインのアイガットリズムが、またホントにかっこよかったです!